キャロも脇田大佐と一緒に、裸足でずっと、霜の上を歩いて来たって、感触があるんだ。ちっとも、生まれてきて、幸せではなかった。だって、キャロの使命は書くこと、そのことで、自分を生かせない限り、死んでいることと、全く変わらないんだ。でも光明が見えてきたんだ。こうやって、航路に出て、敵艦なし、僚艦あり、こころ強いよね~水陸両用空母、グーグル艦!!負ける気さえ、起こらないんだ。そして、この新霜月は潜水艦だから、霜月が実際沈んでいるあの海域に潜ることだって可能・・・。本当に、あの駆逐艦の中に脇田大佐がいたの?信じられない。だって、そもそもキャロが生まれ変わりだとしたら、その遺体は抜け殻ってことに?じゃあ、死んだら、キャロはどこへ行くの?それはねえキャロ、教えたくとも、禁句になっている。黄泉の国があるのは事実。だけど、選ばれた人しか、もう一度、地上へは降りられないの・・・。脇田大佐は、あれから日本がどうなったかを、どうしても、知りたがっていてね、特別に優秀だったから、下界に下りることが、許可された・・・。優秀って?家庭を思う気持ち、家族のその後を、知りたがっていたんだ。愛していたんだね。妻であるキミさんを・・・。そうだったのかあ、キャロは胸をなでおろしたのです。家族の消息を・・・。では蛍光箇所ですよ~家族を反故にしてまで、やる仕事なら、その意義さえ失うのだ。