辞世の一首をもしも、脇田大佐の身になって、したためるとしたなら、やはり、11月の霜・・・そして、その上を裸足で歩いて、黄泉の国へ旅立つっていう悲壮感。もちろん、裸。勲章は、将の一文字のみ。人間として、ふがいなかったって思うよ。軍人が死ぬのは当たり前。でも乗船しているのは、年端もいかない、少年のような奴ばかりなんだよ。燃料だって、帰る分さえ、確保出来てない。それなのになんで?読みが甘かった自分を責めたと思うんだ。開戦して、遅くとも一年半で講和へと、そうしなければ、軍力や物資の面で、底を尽きることは誰もが計算していた。そして、どの海戦でも、指摘されるのはミスの連続。今になって、もてはやされる雪風がいるだけで、一体、他の艦船は?自分の味方を攻撃したり、着艦をとったり、つけたりと、凡ミスだらけ。正しく呪われていたとしか。当たり前だよ!!国民に内緒で、真珠湾攻撃するからだよ。そんなに信用ならないの??国民が。有識者だって、国民の中には大勢いたはずなんだ。そういう過ちが二度と、繰り返されないって、一体誰が言い切れる?今のキャロは慎重なんだ。言い切れないだけの不穏な動きがある。一触即発の手前の状況にあると見ているんだ。多くの人々はそれを察知している。だからこそ、未来永劫平和を司る国家としての気構え!!これは必須なんだ。蛍光箇所ですよ~平和というとき、和平というとき、この国では、微妙に違う。キャロ的には、和平を使いたい。なぜなら、和を司るのは平民だからだ。〔和平には和兵が掛かっている〕