母のメニューって?キャロは五種類は出していたからね~全部、西鉄ストアで買った出来合い。しかし、巧妙な手段を使って手造り風にアレンジ。プププーだ。どういうアレンジか、聞きたいだって?長いもは、重宝するよ。サクサク切ってサラダ。これを、買ったサラダに強引にねじ込む。小エビをさっと湯がいて、パラパラ。全部、手作りだって、一年間は思っていたみたい。母が作ったのは、全部手製。それなのに、陰口たたかれるなんて・・・。それも、わざわざ、長崎から来ているんだ。しかもキャロの今の年齢と変わらない頃。メニューも話しとこうね。焼き魚一匹、茄子の田楽、きゅうりの味噌汁、そして、タクワン二枚に白飯。なんでやねん?って、あんたが、贅沢過ぎとちゃうんか?ってね。これで、文句言われたらね、全国の主婦、今の今からストライキやでえって。しかし、時代は、バブル!!ああああ、又あの濡れ手に泡~、来て欲しいいつ~の。それでも、みんなが、腑に落ちないっていうのは、どうしてもあると思うんです・・・。20代は、モヤシのお兄ちゃんって呼ばれてた行員が、支店長代理、次長と段段役席が上がって行くと同時に、舌が否応なしに肥えてきていたっていう事実。キャロは戦いたんです。でわ、煌くようなバブルの一首お願いしま~す。世の中が 薔薇色になる その陰で 糾弾さる母 案じるのみなり〔さるには去るが掛かる〕