宿矢教授が今、打倒巨人にメラメラの炎を燃やしてて、とても通常の状態じゃないから、爽やかな、おばちゃんの話でもしよっか。実はさあ~教授ね、銀行時代、男性行員、女性行員達の嫌われ者だったんだ。成績の上がらない者を徹底的にしごいてたからなんだ。いわば企業戦士なんだよね。銀行には、食堂があって、いつも、そこの雰囲気まで、損なってたワケ。来たらすぐ、シャ~って、飲み込んで、出来ない行員を一瞥して、また現場へ。それで、料理を作るおばちゃんが、ある時に爆発したんだよ!!これは、予定爆発って奴。だって、一応、代理とか、次長に普段は、注意なんか、出来ない。それで、おばちゃん、計画立ててたんだよ。教授が転勤が決まって、ダンボール二つ持って出るときって。昔は今みたいに便利じゃなくって、みんなが、自家用車に積んで、赴任地へ。おばちゃんに、追い駆けられ、立ち止まった教授、最初なんで、怒ってんだか、わからなかったって言うんだ。よくよく聞いてみると、こんな感じ。楽しい、昼食の時間をあなたにぶち壊された、私の悲しみ、そして食べ物たちの落胆、行員さん達の沈痛。あなたは、そのみっつに気が付くべきです。ご自分が何をしたのか・・・。じ~んと来た。キャロ、教授が可哀相になって、又惚れ直しちゃった。このおばちゃんの言った台詞をキャロに語るとき、教授は、少年の目に戻っていたんだよ・・・。教授のオデコの生え際が、あのジェームズ・ディーンさんとおんなじだって気が付いたのもこの時なんだ。