エメラルド・ウーマン

 

容子は私の可愛い姪ですが、ここに来て、さらに、私は、あの子にご執心になっています。生前から一目置いていたにも関わらずあの子を褒めることはしなかった…それにより、怠慢になることを恐れた…ただでさえ、のんびり屋さん。遊ぶことは堂に入るのに、どうも、学習には身が入らない性向だった。気を吐きながら、執筆する今の容子がかなり眩しい。そして、息を吐くように嘘をつく容子であって欲しい。嘘が全くないのも、人生を窮屈にするからです。