エメラルド・ウーマン

 

日曜日に書くはずだった弁護士への手紙を、まだ、書きあぐねている容子は、別のことで戸惑い、迷い込むのかもしれない。しかし、火曜日、明日にはに容子は投函を終えるでしょう。容子は火曜日をチャレンジデイに決めているからです。普段ならとても出来かねる分野に、足を延ばし手を出す…お節介をあえてやりきる曜日に宛てているのです。日常では、平凡に過ごすことが第一義になりがちです。こんなことも、ありじゃない?は案外遠くに追いやられている。しかし、それらに手を付けてみるのは、ここんとこ、火曜日になっているのです。