メタファー&アナロジー極めよ

 言葉の魔術師みたいなあごで生きてるバンカーは、昔から生息していて銀行に入行して、夫はまず、辞書を、買い漁ったといいます。私の弟は生まれた1962年に入行したので、当時はまだ、コトバが今みたいに炸裂はせずとも彼なりに、勝つためには、コトバが鍵を握るはあったのは自明です。どうしても、田舎者は、負ける運命にある。彼が育った標高600メートルの茅葺きの家に辞書はありません。彼は口の達者なだけのやつに負けるものかと、辞書を買い漁って、どうすれば、正義感の塊になって、銀行を盛りたてて行けるか?そればかりに精神力を向けて行ったのです。