エメラルド・ウーマン

 キラびやかで金持ちだけの所持品ではないことを宝石が教えてくれて改めて鑑みる機会を得ていますね。宝石は天然なのです。この宝石シリーズは容子に私は暗示を与えてスタートを切っている。あまりに自堕落なあのこの生き方に喝を入れたかったのです。宝石を購入して質に入れて生活を成り立たせていた時期があったのです。そういう行為が一時的で終わるはずもなく容子は宝石を購入しては質に入れて私と旦那様を大変悲しませる悪いお手本の時代があったのです。全部を結果流してしまいました。後悔もしているから、あまり本人を傷つけることは言えず、そのとき、私に名案が浮かんでいました。小学一年生を長年受け持っていた私には基本があったのです。戦争になって、逃げるとき、たくさんの宝石を持っているほうが良いときもあるって。なんていう伯母でしょう。あの子を擁護するなんて・・・しかしあの子はその言葉で覚醒したのです。周囲に迷惑をかけていることは重々承知で、あの子にあえて、宝石を振ったのです。頭の中でその宝石が輝き初めたのは随分あとでした。私が亡くなったあと・・・しかしそれでも充分良い。宝石は嘘をつかない。みんなも今一度この心理を確かめるいい機会を迎えています。