デニム・ブルーママン18の20

 

自分で見つけた新しい分野に迷わず行こうとする容子に、里子さんは、嫌われないよう、アドバイスしてきたようです。いつでも、大学には戻れるよ?って。里子さんは、心配して、容子の欠席を代返でカバーしてくれたのです。何人か、他の友人にも頼み、容子の欠席を、欠席ではないような形にするため…なんていう、女子の風情でしょう。親御さんの美しい育てが見事に結実してるを私は目の前に見て、シャム猫、ラリーを受け取りました。お兄様が我が家から近い場所に下宿していらしたようで、延岡に帰省したとき、約束していたシャム猫を私にくださったのです。