西🏝姫瑠のアディショナルタイム(312)

 

いじめっこの典型的なタイプだ・・と職場の同僚のたび重なる言葉の攻撃に、あたしは撃沈された駆逐艦みたいに海の藻屑になって、コンビニ大海を彷徨っていたこの一年でしたが、驚くべきことがわかったんです。私は人に遠慮をし過ぎで上品ぶっているっていう真実です。例えばこの厄介な性格はグーグルレビューでも家族とは極端に差異が見られます。嫌な感じを受け取ったら家族は迷わず、この店は潰れて欲しいって書きますが、あたしはいつも相手の心を尊重して、長所を書く。しかし店側がそれで、感動もするわけがない。逆に家族の指摘で眼が覚めたりはあるということです。私は人が傷つくのは一番嫌で、そういう言葉を発したことがない。朝から、優しさの塊みたいな彼と、今後のことについて、相談したりして傷を舐めあっていたんですが、その彼も九時で帰って、12時からの長老女子スタッフが来たとき・・・あのドリンクが私の人生を変えたのです。タリーズが新商品引き換えとして出している、ブラックコーヒーソーダです。彼女は仲間にこう言っていたのです。このドリンクちょっと飲んだけど、ペッっと吐き捨てたよ、そして全部、中身捨てたんだって。私はタリーズが大好きでなかなか言えなかったことを彼女は、仲間にあっけらかんと話していた・・・とんでもなくまずい商品だったって。私は自分と比較してなぜ、彼女が職場で、発注も任されてオーナーの信頼も職場のみんなとも交流を維持出来ているか?ようやくわかったんです。ボスボス言えるボスの気質を彼女は持っているという長所なんです。