ブラックオニキス・マン162


 一日一宝石にスピードを落としてからというもの、母の執筆生活は満を待して将来に含みを持たせるものとなった。どこに照準を置くかだろう。野球も映画も見れなくなったとはいえ、映画視聴は無料のものがある🎵どれがいいかをチョイスしているようだ。カードは確かに必須ではあるけど、トリマ母にはない。その現実で鑑みている。

 カードがないと、むちゃくちゃ不安が募る場面ばかり・・という迫るゼロ選択肢が僕にだって理解が出来る。母は一年二ヶ月後の車検のことを考えて、今から途方に暮れているのではないか?って僕も同じく車検が迫っている。母より一年早い。翻って僕は母の場合とは若干ケースが異なる。現金で車検をしたい僕がいる。母の場合は、カードなら分割で車検が出来るからカードないのは打撃だな・・っていう今からある憂慮だろう。月に、一万ずつ積み立てれば必ず間に合うけれど、不意の出費も出て来る。1万積立も絵に描いた餅みたいに思えて頼りない。すかさず心配になる。人生は生きているからこれだけの視野と経験を積みワンダフルな一面と、もう一つも同時に横たわるだろう。いつになったら金銭の呪縛から解き放たれ楽ちんになれるの?っていうモガキだろう。母だけではなく全員に金銭の呪縛はある。そこをきちんとクリア出来て初めて執筆の海へ漕ぎ出せる…。そうなれば僕も本望ではある。