ブラックオニキス・マン160

 母はタブレットにマウスがないことに胸を撫で下ろす・・・これまで、ずっと、マウスの世話になりながら、すっかりその恩恵も忘れ去って、タブレットにはマウスがないからサイコーやわ・・・って。気をつけないといけないのは恩義や感謝の気持ちがずっと長く続くタイプではないということだ。これまでに出て来たお涙頂戴の偉人型では毛頭ない。それは僕たちが母を度外視出来ない点にもなるし、結構、そのときの気分で物事をソッコー決めるタイプで永劫の関係性を重視したいのなら僕は、一番に挙がる事項だと思う。

 第一、マウスは今は線もついてなくて、かなり以前とは違うはず・・・それなのに徹底的に簡易を好むのだ。かといって充電式の掃除機、線がないタイプは絶対に苦手と来る。一体なにを、どこを慮ったらいいのだろう。僕ら若者よりもある意味、ドラスティック。ねちねち過去のことを言っているように見えて、視野内に捉えているものは世界戦略だ。気後れしないことが一番だろう。僕らも母の遺伝子を頂き、ある程度、予測は人様より出来る方だと思う。しかし基準をどこに持っていって判別するか?未解明の部位でもある。今日執筆して出稿するものは事前に決まっていたことではない。いつもその場で浮かんだ事柄を母は執筆している。いい加減な人間ではないにしろ、その神出鬼没な内容に今後とも注視は必須だろう。愚鈍風情に騙されないことだ。のんびりムードを醸し出しているがやつは鋭い。母のことを知らない人間が多いことが日本の有利を導く。これまでとは正反対の戦いを軍略として盛り込むから若者もたじたじになるのだろう。それぞれ、銭ケ原の戦いでは自分の功労を言いたい場面、落とし処だろう。しかしシェアをまずダッシュしないといけない。ダッシュして分割をゲットしないといけない。みずからをアピール出来る人間でないと、母の目には永久に留まらない。