ルビー・ウーマン1099

 さっきまで映画を見ていて、さすがわ、ベルギーとイギリスの合作でピレネー山脈を超えてナチスから子供たちを逃がす映画。アーニャは、きっと来るです。題名がいいですねえ。あたしはこういう風景に弱い。斜めに見えるけど、大地なんですね。山の裾野の風景に羊たちがいっぱいいてそこで自給自足が行われてこんな辺鄙な村にも、ドイツ兵が来る。ユダヤ人とわかると即刻捕まるというあの頃を背景に、ノア・シュナップの名前を覚えていました。いい演技ですね。この少年の目には、何が果たして一番大事だったんでしょう?知恵遅れの親友が最後に殺されてしまい、憔悴もすごかったけど、この映画はあたしは主題は逃げる!!だと思います。戦争でも生き延びる人々は知恵を駆使して懸命に子供たちの命を優先に動く。そしてスペインがそういう難民の人々を受け容れてくれた歴史を映画によって知る有意義。本当は、あたしたちの日本はドイツと組んでいたから、平常心では見れない映画です。しかし伍長が微妙な役柄で、戦争を訴えています。ドイツの伍長が?ってみんなも思うでしょう。鷲を見に少年を連れていく。そして少年の親友に、双眼鏡をプレゼントする。いくら大義名分は軍人であっても温かい血が流れているし、特にベルリンにいる娘さんを亡くしたときのショックは並大抵ではなかった。それから彼の心には戦争は決して止められない・・っていう失望が大きくなっていく。ピース望みながらなぜ、軍人の組織にいる?ってよんどころのない疑問符に彼は前途を阻まれる。しかし少年はきっと立派になって、政治家として?それとも詩人として?教師として・・・様々な分野のどこかで光る存在になっていくことをあたし、信じられる。やっぱり映画って侮れないって原点に還っています。