デニムブルー・ママン14の19

 放置された方がいいアイデアが浮かび始めるタイプ?中々、周囲の言うことにも耳を貸さない性質。私はどこかでこの子の本領についてを自分自身で理解していたのかもしれません。第一、お仕着せになる。服装だって同じで私がこれがいいんじゃない?ってそう思ってわざと見えるとこに置いていても中々袖を通すことにはならないことも多くて好きな服の傾向はいつも同じでした。可愛さと素朴さを秘めた服が好きで、順当にこれがいいんじゃない?っていうお嬢様ならこれ!!っていうのに近い服を嫌うのです。制服を脱ぐと、必ず、Tシャツとホットパンツでそれ以外を着ない容子。じゃじゃ馬をいつかは離脱してくれないと女子としては行き詰まるのでは?が周囲にはあったと思うけど、誰も手をつけられない領域があったのです。中2の終わり頃、まだまだ、バレーボールで優勝するという目標が確固として眼の前にあったことで誰しも、何も言えない状況ではあったのです。それをなし崩しにしてしまうことが出来ないが担任にもあったでしょう。クラブ活動を頑張ることも一目置く教師が増えていたことも要因です。学校の勉強だけでは学べない分野が協調精神でした。絶対に、練習をさぼるなどありえない。そして家に帰っても、横のコートで鍛錬を重ねる。容子は失望が待っている・・・など、構想の中には入り込ませず、他との意思疎通に励みます。勝てる組織を自分なりに構築し発表する機会が存分にあることが功を奏じていて発表する場が、唯一無二のクラブだったのです。担任には憤りもあったでしょう。今大事なのは学習だ・・・って。しかしPTAなど私はすでに参加もせず、そこまで心配もしてはいなかったのです。