デニム・ブルーママン13の21

 教員の時代にもあまり眼にしなかった容子のようなタイプ。未曾有のことが発掘可能など全く思わない私です。幼い頃の詰め込み教育でこの子が想像を絶する行動に走ったことで私にはみずからを律する心が構築済だったことは言えます。頭の中に無理に詰め込もうとすれば親子がリスクを抱えるというセオリーです。クイズ大会に出るとか短期間で何かを制する為になら私ももう一回挑んだしょう。しかし人生は長い。特に怠け者の容子の人生は恐らくは成就自体、遠く果てしないのです。すぐにパッと咲き、一過性で終わるよりも細く長くを私は選ぶ人間になっていた。ちょうど二年生の秋頃、短歌が長崎新聞に掲載されて私に見せてくれますが、その時も、継続して投稿をするのかな?と思うもこっちの意図通りとはなりません。彼女はやはりバレーボールだけを見ていた。魔球っていうのをもっとも欲しがっていてそれは球が一瞬消えてしまう・・・000が3つ付くくらいの一秒内にボールが消える?目が見えないはずなのにって私がいぶかると、目が見えないからこそ、それが見えるのよ?って反論してきます。回転の与え方を様々駆使ししてあの子が挑むのはサーブ。その頃サーブはひとり何回でも可能。あくまでも点を続けて奪取していく時…九人制はそういう美味もあったようです。

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