デニム・ブルーママン13の6

　自分の打つたサーブを弟たちにキャッチさせれば、ドッジボール効果が彼らにもある？容子は運動能力が並外れた、弟の正体にはまだ気が付いてはおらず、弟の友達も、並外れた運動能力を持つことで、逆に見えにくかったのかもしれません。きつくなりバテてきた弟たちと見るや否や、容子はお駄賃を上げる案を思い付き彼らを上手く、従わせる。ボールを受け止め落とさないことがルールです。6歳学年が下の弟たちは、刃向かうことにはならなくて、逆に、ダイレクトに受け止め、絶賛されると、感動を味わうのか、素直にボールを追い駆ける。まさか、弟がスポーツ万能など、思いもよらなかったのは、彼のおっとりした性格とべた足にあったのです。