アクアマリン・マン31

 僕も書こうかどうか?かなり、迷いはしたが、エンディングノートは書かず仕舞い。本来ならしたためておくべきだっのだが、それを書く心の余裕はなかった。みんなも、そういうのは財産や預貯金が多い人が率先して残すものとの認識はあるだろう。僕も当初はそういう目的で購入したがいざ、書くとなると、書けない。預貯金は減るばかりでどんどん水位が下がる一方。アップアップする鯉が可哀想で、記録はいつか、疎かになって行った。しかし、それを容子は責めないとの自信があった。僕は人生の全収入を容子という人間に投資した。今はそれをしたことに誇りが持てる。長生きしてこれから容子が僕の投資した分をきっと取り戻してくれることを信じる。f:id:hn0709:20220103233204j:plain