デニム・ブルーママン12の10

 もしも、容子がみんなに愛されたい願望を持つなら必ずや作家を目指すだろう…は私にも夫にも、夫の姉にも予想としてあった。でも、まだ12歳。バレーボールのことしか、頭には、ないからこそ、この頃の心の浮揚感は格別なものであったことは想像の範疇です。あの白いボールのデザインが、また、いいのよね?って耽溺気味に語る姿には圧倒されてもはや、私は何も言えない。しかし、周囲はもっと勉学の時間にのめり込んで欲しいは常識としてあって、夜8時過ぎまで神社で練習する容子がみんなになんと言われていたか?今思い出してもほろ苦い。私はそういう無責任な外野にそっと、忠告するのです。あの子にも、バレーで挫折する日は来る…それまで待つしかない…と。f:id:hn0709:20211206143042j:plain