ブラックオニキス・マン112

 僕は父の倹約志向を受けて相当けちな方だ。だからそれで良かった…万々歳とは言えない自分も認めざるをえなくて、時には無礼講でみんなとブレイクし散財しないといけない。歓喜を分け合う太っ腹も大事かと思う。しかし、あえて、今はそれを出さないのも、パートナーが存在するからだろう。もしも、家庭の中で、不意の出費が出そうな時みんなはどうしているのだろう。5万円を超えるような場合は二人で助け合うと兄貴は言っていた。しかし、それを下回る場合、自分で蹴りをつけるとべきと話していた。僕は今はまだ貯蓄が10万もない状態だから不意の出費5万円以上が襲ってきたら、すぐ追い込まれてしまう。2ヶ月後の12月に30歳に到達する。気が引き締まる。今の預金高では結婚式はおぼつかない。来年が貯蓄ラッシュの年になれば嬉しい。まず20万ラインへ乗せるが目標だ。がむしゃらに働き蜂になる道しかない。