デニム・ブルーママン9の13

恐らくこの出来事は、容子が初めて反抗し、みずからの計画を強行した例で、このようなことが数回は人生で起こる。視力検査で0,1と、0,3だったことで担任はメガネを掛けるよう指導する。しかし、それを私にはすぐに伝えない。伝えたらその通りにことが進行することを恐れたのでしょう。随分あとで担任のアドバイスに応じないことを打ち明けてくる。しかし、健康状態で引っ掛かれば病院での受診は絶対で眼科に連れて行こうと思うけど、当時、バスに乗って街まで行かないと眼科はない。あの子の口車は、言い訳がましいもので、ちっとも、現実に沿ってはいない。鼻が低いからすぐに落ちてくるとは言ってた…。メガネは容姿を破壊しそうで嫌だったのでは?目がちゃんと見えないまま、授業受けても不備がある。容子は一番前の席に座わることで、担任を説き伏せていたのです。