アクアマリン・マン170

 僕も今日で一応、決着する。しかし来週から僕の物語が開始で本当に晴れがましい。人生でこんなに嬉しいことはないと同時に、これまでは書かずにスルーしていたことにも及ぶ?ってそこを思うとドキドキもある。僕のように口うるさい男はいなかっただろうし、僕は13歳上だったことでかなりきつく感じたことも多かっただろう。口が酸っぱくなるくらい、僕は常識的な言論を駆使し、思い通り、あやつを操ろうして失敗した。人を操ることの難しさを僕はひしひしと感じた。特に夫婦の場合、あうんの呼吸みたいな協調は必須。どちらかに懐疑が芽生えるようであってはならない。それなのにあやつは分かっている振りをした。器用だな・・・を思う。僕はそういう芸当が出来ない性質。器用は毎日進化し僕を圧迫し始める。解ってないのに分かった振りこそ危険だと思う。女性は時に勇み足になっていくしそこがコワい・・・と思った時には遅い。それくらい迅速なのだ。見た感じはぼーっとしている。だからこそ、優位に立てると踏むが大きな間違いだった。僕は最初の時点でもっと話し合いをすべきだった・・・ってそこを振り返る。何事も最初が肝心。今でも思い出すのは福岡の中州だ・・・。出会い橋の中心で僕は誰かを待っていた。相手はあやつではないのに、どんどん話に引き込まれて行ったという迫真かつ面白みだ。とりま僕の家庭人としての人生はこうして幕を挙げた。口から生まれたように如才ないあやつの思惑通り、僕は働く駒になって幸せだったと言える。先入観では決して人を判断しない僕は、そういうバンカーの眼であやつをフォローし続けた。お互いびびり屋のようでびびり屋ではない。