エメラルド・ウーマン193

 ようやくここまで辿り着きました。よみびとしらすの短歌から21首を紹介したのであと、30首残っています。この全部をみんなに見せた後、このコーナーで伯母の半生を描きたい。それは夫の願いだったのです。なぜ、そこまで伯母に傾倒した伴侶だったのか?紐解いていくためにも伯母の生き方をみんなに知らせることで、おいおいわかってくる・・っていう見込みある。口が悪い伯母で、会うたび、私にブサイクだと必ず告知しました。しかもそれなのに可能性あるみたいなことを言う。矛盾していたけど、きっとそれは文章でみんなを驚かせる!!っていう内定済ではなかったかと?なぜなら、私がおちこぼれになって転校したとき、こう話してくれた。容子ちゃんは文章の力で今の悲しみを表していくことが出来るって。そんなこと、絶対に無理・・・とか私は思わず、変なことを伯母が言うもんだなあって。今まさしく、他の学校へと島流しになっていこうとする、そういう悲しい運命の生徒になぜ、作家がやるようなことにまで及んだのか?これは将来わかってくるのかも?と大事に取っておきました。私は今日この短歌を出してみました。よみびとしらすからです。腐りたる 林檎とみなされ 捨てられし 母校と呼べぬ 母校の懐かし☆よみびとしらすの帯封になった短歌☆