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 僕はまだ就職を決められないでいる。アレコレ選んでいる積りは全くない。だけどここまで来るとやはり覚悟も芽生えるし、彼女に対してもそして、母に対しても、申し訳ない。そしてやはり自分に対して腹立たしいというか、苦々しい思いで満ちている。特に僕の場合、それが夢に現れるくらいだから相当に猛省がある証拠かもしれない。兄貴にばっさりこう言われる。お前を、見損なったよ・・・って。僕は汗を一杯かいてその夢から目覚める。夢というのは不思議な生き物で普段から気になっていることが再来する。兄貴にどう見られているのか?そこが常に僕の心を占めていたことは事実。母にこの夢についてを語ると、いっぺんで答えが返ってくる。このままじゃいけない!!っていう強い思いがあることが分かってちょっと安心したわ!!って。確かに普段から念じていた。みんなに心配をかけてはいけない!!って。その為には一日も早く職に就くことが善処。今・・・結果待ちのところが一件ある。応募して面接待ちな企業も一件ある。僕は明るい表情を常に心がける。こんな気が滅入りそうな時に滅入った顔することこそが憂慮に値する。母のプラス思考を今こそ応用したい。この一点だけが母をここまで牽引して来たものの正体。そこを僕は充分分かっている。