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 いい時代を引き寄せようと思っても少なくとも最低一年は掛かるだろう。そういう意味で姉はしっかり今年の十月一日をその基礎を作る日とし、この成就を脇田大佐が生誕123周年を迎える来年に合わせる。それもこれも姉が大好きだった楽曲の影響がある。それはなんと西暦1971年十月一日に発売!!水色の恋だ。姉は問い掛ける。なぜ、この楽曲が符合を?それはいい波に乗る為に符合がなされた。好い波に?姉は自問ししかも答える。相手の声がきちんと聞こえている点でも分かる。いい時代を引き寄せるにはそれ相当の時間が掛かる。今すぐどうこうが出来ないからこそ前準備が必要になる。その為に何をなすべきか、優先すべきか?言わずもがな、心血を注いでしたためていくことが前提としてある。1971年、姉は十五歳になっている。この中学校最終年度に天地真理が彗星のごとく現れスターの座を奪取する。確か”時間ですよ”が起爆剤になる。マチャアキの相手役として出演が叶った。それから天地真理は次から次にヒット曲を生み出す。僕のような孤独な人間には”ひとりじゃないの”が沁みる。今になってあれがいい曲だったことに気が付く。あなたが微笑みを・・・・でイントロは始まる。世界がこの曲で結ばれていく予感が既にある。