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 僕は出光マイドカードの請求が来てはっとする。喜びにむせぶ。何と言うことだろう。本来なら十万超の請求が来る処が15000円。これは一枚のハガキのお陰。まだ・・・父に息がある時だった。整理整頓をしながらこのハガキを封書群の中から見つける。投函すればリボに変更になる。それが十四日締め日に間に合い、この厚遇だ。もしもあのハガキを見落としていたら、僕の財布はいっぺんに軽くなって明日からでもバイトに出ないといけなかった。それがこのハガキのお陰で全部丸ごとリボになっている。僕は現金生活にシフト変換したものの、今までリボで支払って来ているものはそのままだ。銀行でのカードローンが通らなかったこともある。しかしリボでこうやって恩恵に預かる。これはきっとみんなにも参考になると思う。物事の片方には真価が宿るということだ。リボは一般的に、18パーセントがレッドラインと言われそこに到達する業者は取り過ぎと世間では言うものの、僕の事例が静かに物語る。ゆっくりちょっとずつ支払って行く人間の存在もなきにしもあらず。確かに金利はデカいが、それでもいいというリボルビング派。そういう人脈に僕はいる。リボラーとしてリボルビングの世話にここ三年位はなるだろう。このリボ部屋を僕は愛そうと思う。返済しながら金利も支払っている。びくびくする必要は全くない。