Ss324

 僕の番が来るまでここまで時間掛ったことはかつて無かっただろう。あさっては日曜日。別のメンバーはやって来る。しかしながら僕は週一になっていることに反感はない。言いたいことはすべて姉が代弁してくれた。落ちこぼれの悲しさも、充分世間は認知してくれたことだろう。今までそういうことは不可能だと思ってきた。しかし姉はひとつひとつのシーンを出して反証してくれた。頭が下がる。僕と姉は六歳違うが結局、一卵性双生児の部位も併せ持つのでは?感性が酷似する。しかし姉の豪傑を僕は併せ持ってはおらずそこが異なる一点だろう。姉はどこか現世の前を生きた感じがある。そして未来もすでに生きて経験したのでは?と思わせる節がある。予兆を伝える力。しかしそういう方面に僕は疎い。姉の想像力の餌食にならず、対等に姉と渡り合える人物になれればサクセスは得られる。姉の言葉に惑わされず、自分の信念をまず、確かめよう。どうすれば姉の力になれるのか?こう言えばおこがましいが、これまで姉は孤軍奮闘してきた。しかしはてなの力で不断の成長を余儀なくしている。パソコンで無限大のマークも出せない人間が、天下を狙えるのもジントク〔人徳〕だろう。僕は姉のように、いけしゃーしゃーとはなれない。男とは元来、そういう生き物かもしれない。