イエローダイヤ・マン《標榜編》〔568〕僕の符合論ではこうなる。マルドナード捕手の今後だが、マッキャン捕手を凌ぐような、捕手人生のラッキーを攫むということで、それはマルドナードの下積み時代が長かったことにもよる。しかも五年もいたとされるブルワーズ時代のことは、僕の脳裏には余り記憶に残ってはおらず、その彼が今回アストロズ行きを決めたことはラッキー以外の何物でもないと推測する。もちろん打撃のことは賛否両論ある。彼がさっぱりと評価する人もあれば彼には隠れた打者逸材素質がある!!とまあ、極端にも二種類に分かれる。僕がなぜ、マッキャンが世にも幸せな捕手だと思うかは僕の志向の問題。あの目の大きさと比例している打撃センスで、思いもよらない時に彼にはヒットが生まれて驚かされる。それは、誰も打てない時に打つという超逸材なのだ。マルドナードにもそういった異端的な打撃センスはあって、それを出来ることならエンジェルスで開花して欲しかった。しかしこのような厚遇は滅多に訪れない。それをしっかりわし掴みにした度胸と決断力に乾杯というところだろう。何もかもエージェントが切り盛りしているようで、実は核心は選手の思うがまま!!そういう形式にMLBが変革を遂げつつあって、その途上に起った今回のマルドナード移籍である。