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 自分は最期をどこで迎えるのか?病室なのか、自宅なのか?そこでの迷い、みんなが持っている。私は実は、死に直面が恐ろしかったのでは?って自問自答を繰り返し結果そう思う。自分の目の前で亡くなって医師をその後に呼ぶ・・・。人がこの世から消えていなくなる、、、いや、まだ、消えてないのに、息をしてない。なんていうトリック??しかもその後に火葬にされていくことを思うと本当に困るって・・・。なぜならPの目には結婚に対する後悔しかないからです。確かに子供達は大きくなって立派にそれぞれがなったけど肝心の妻は??よれよれのダッフルコートで病院の廊下をうろちょろしている。悲しいっていうより見苦しい。Pはどんな妻像を望んでいたのでしょう。それはバンカーの大先輩だった上役たちの妻・・・。みんなが完璧に見えたに違いありません。自分もいつかは、そういうかいがいしい妻を娶る!!ってそういう心意気に燃えていたはずが掴んだ妻は完全なハズレ。きっとこの世を呪っています。なぜ、ここまで酷い妻はいるのか自分の運の無さを同時に恨んだと思う。なんでだろう??きっと生き方に甘さがあったんだろう?って。脇が甘かったって。13歳年下なら黙って楚々とついてきてくれる。しかも相手はバツイチで二人の連れ子もいるしって。どう転んでも自分が不利になる状況ではなかったはずなのにすべての権限を最期握られてしまう。家で亡くなってしまうか?それとも病院にするか?きっと彼は家をチョイスします。先生もそこを含めて打診して来たのです。良くなって退院ではないのです。