ルビー・ウーマン785

 唯一、このコーナーがあたし自身を描くコーナーへと替わる・・・それが5月になる。エメラルド・ウーマンはやがて伯母、マレコを描くコーナーへと変身するからです。あんなに自分を見て欲しかった伯母。それなのにあたしは伯母以外の人にばかりフォーカス設定で注目してばかり・・・悪かったな・・・もうしわけ無かったと今謝っているところです。過去がこれほど有意義な人物は他に見当たらない。あたしの伴侶がもっとも尊敬していたことでも、もっと早くに気がつくべきだったなって今伯母が亡くなったとき、豊橋にいて長崎に帰れなかった自分を悔いている。伴侶も僕が出席してお別れは伝えておくから心配するな、容子の意思は伝えておくよ?とは言ってくれても、帰るべきだった・・・人生の荒波をずっと避けてこれまで生きてこれたのも伯母がいたお陰。本物の苦労をあたしはしていないのです。長崎に帰るお金もなく、そのまま夫に頼むしかなかった最期の別れ。こういう人生への仕草ではいけない!!って伯母は発破を今、掛けてくれる。あの方の言ったことは偉い渋沢さんの言葉よりあたしにとって重たいの!!過去は過去でも違うのです。なぜ、自分が死産してしまったのに、周囲は冷たいの?って彼女は問いかけてきます。一生懸命いきみ、子供を出したのに、生まれてわずかな時間で亡くなってしまう。この悲しみがきっと彼女に何かをもたらしたのでしょう。生きるということは死と相見互い。しかるに彼女の煩悩はそのままあたしに受け継がれたのでは?と想像しています。