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 当初から僕はスノーサファイアだった訳ではない。最初は僕の心の中の迷宮を探る目的でpp【ピーパー-ウーマン】のマレの話し相手がまず影武者となって僕になりすます。いや、そこまで最初から踏む込むことはしていない。和田家の歴史から紐解いていった・・・。やがて僕になっていくその経緯がお見事だった。普通なりすましは、いつかバレバレになって悲惨な末路が用意されているにも関わらず、いつか無防備にも成長路線に乗る。これがいわば”チャンス”というものだろう。固定客を付け始める。本当に長崎港にいるかが家族で来たニュースが新年出た時に、海物語のビッグチャンスを僕が連想したのも分かるだろう。鯨もイルカも海の生き物だ。先に、イルカが来たと思えば納得出来る。僕達は霊長類としてとかく”人間様”を気取ってきたがここで方向転換せざるをえない。動物や鳥類の方が人間賛歌で先行している例が多々ある。気が付けるかそうでないか?ここにボーダーはある。みみっちいポイント付く?付かない?って凌ぎを削る巷の人々を、僕は馬鹿にしたりは絶対しない。一ポイントに必死になれるっていうその生きざまに僕は日本の近未来を重ね合わせる。一円の銭が大事なことを既に知る人々の思いは滾っている。一万円以下を銭とも思ってない連中とはネジが一本違っている。