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昨日の早朝、僕は驚く。マネージャーが店長の名札に替わっている。訊ねると、夫がいる時は自分がマネージャーってみんなに言わせていたそうで確かに・・・マネージャーの一歩、男に譲る姿に日本の失われた美風も同時に蘇る感じがして僕は嬉しかった。店長っていいな!!って真実、僕は思う。やっぱりマネージャーよりもワンランク上に聞こえる。なんで今までマネージャーって呼ばせていたんですか?って訊くと、つい最近激しい攻防があったらしい、それはあのクリスマスの二日間。夜の七時までお願いね?って頼んでいたスタッフがそろそろ帰ろうかなって準備し始めた時からことの発端は起こる。何もかもこの店が夜の六時に、コーヒー機のメンテナンスを開始するという日常の枠組みから端を発していた。僕もなぜこの忙しい時間帯に??って前々からスタッフとして思ってきたけど、店の諸事情あって黙っていた。夜の六時に僕ともう一人が入って来て二人は増えるもののひとりはメンテナンス。結局レジがひとりになることで七時までをマネージャーはお願いしていたのが状況が一変する。私は用事がある!!って。僕はひとりになってもレジをこなす自信があったけどマネージャーにはそうは映らずしかもクリスマス25日だ。人を束ねるっていう仕事って、なんでこんなに辛いの??心が傷ついて疲れてしまうってマネージャーは弱音を僕に吐いてくる。なんていうことだろう。こんなに強い人が、もがき苦しんでいる・・・。経営者になるということの真骨頂はここかも??僕はまるでシネマを見ているように自分が客席に座っていることに気が付く。