僕はレジをこなす。ひとりポッチでクリスマスを過ごすであろう男性の籠の中身を計算する。そういう考え事はいけない!!って思うけどはやり、レジをしながら後ろにカップルが並んでいたりすれば比較してしまう。クリスマスイヴ一人で過ごす・・・。自分だって同位なのにちゃっかり傍観者になれるこの商売が止められない。僕は籠の中身でその人の人生の概要が見えて来る方だ。母もそういう自分を見透かされたくない為に大買いをするのでは?と子供の頃思ったことがあった。欲しいのが片栗粉だけなのに、他の物にも目を行かせ結果購入。そして僕にも催促が架かる。英語のノート要るんじゃなかったの?新しい水筒買おうか?母の購買力は並大抵ではなく、しかしそれはある時、ピタっと止む。何か目的が出来てその目的達成のために自分に方向性を付けるという動作が僕も欲しい。しっかり年金の枠組みを考案し、不安に喘ぐ若者やシルバー層にもきっと大河の一滴ならぬ仕組みの一滴をこののち循環させることが出来るとすれば来年になるだろう。奇しくも2020、東京オリンピックの聖火ランナーがスタートする時までに完成していたい。軽々しく人生百年の時代を銘打った人物のことはもはや言うまい。これだけの長生きが全然不思議ではなくなった。生き永らえることが出来るということは言い換えれば、なんにでもチャレンジ出来るチャンスでもある。