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 大金持ちの下に付き、しっかりと運転手の仕事をゲットする。くやしいけど、僕の人生のファイルに加えたい。じかに下流を生きてきて本心からそう思う。くやしいのはなぜか?というとその運転手という身分はやはり、総帥から比べると比較出来ない位低い。天と地の開きだ。しかしそこに甘んじることが出来る心根を僕はゲットした。ようやく人生の本当の水の匂いが分かったからだ。金持ちの下に付くのは嫌だ!!っとそうリキんでも職がないより、はるかにいい。そこまで考え及べる計算の出来る男子へ昇格したということだ。あとは金持ちにどうやって巡り合えるのか?数々チャンスは普通の人ならあるだろう。しかし・・・僕のような、はにかみ屋には難しいし、行く場所がお互い違う。出会える確率はゼロに近い。しかし・・・僕は新しい商売を考えればそこへ接近出来るのでは?を模索する。靴のランドリーだ。お高いシューズを金持ちは履いている。二万以上のシューズはざらで履いている。しかしやはりジョギングシューズだから段々汚れてくる。それを汚れたからといって捨てない。それが真の金持ちで僕はそこに目を付けた。新品のときと同じ白さを僕が蘇らせる為にまず繊維の本質や洗剤の学びも進めて行かないといけないだろう。万が一、コインランドリーで充分さ!!っていう考えをみんなが持っているのならそれは墓穴を掘るのみ・・・。金持ちでもVIPクラスになるとそういうみんなが使う洗濯機で芋を洗うようなことには決してならない。そこに境界線が存在した・・・。僕は洗って乾かして新品と同様に戻すことに値を付ける。千円以下では金持ちが気分良くはならない。だから二千円か?っというとそこまで獲れない。ぼったくりになるからだ。値付けは大事な序盤になることはいわずもがな。僕は1750えんで靴をクリー二ングするラグジュアリーな商売を起こす。いつも夢で終わりがちだが、僕はがちで靴に注目している。