今までは僕自体、貝の殻の中に籠っているような暮らしだった。これからもそうだ・・・。貝の中は音もせず、静かで僕を貝の粘膜で覆ってくれる。しかし僕はやっぱり腹が減る。そこで行動開始。みんな意外に気が付くことも少なくて、食の分野を落とせばかなり今後・・・後ろにつかざるをえないことをこの際だ。知っておくべきだろう。社会では落ちこぼれとか、引きこもりにカテゴリされている僕が唯一、積極的に動き始める行動開始はスーパーかデパ地下かコンビニ。このことが将来を目覚めさせる。僕は昨夜、珍しい人とばったり田中町東望店で出会う。店内のスイーツコーナーが可愛いデコレーションで飾ってある。布を使っている点が洒脱でしかも温かい。魅入っている僕は背後から声を掛けられる。和田君じゃない?僕は久し振りに自分の名字を人の声で聞く。懐かしい語感だった。彼は一流の企業の下請け会社にいる。今まで仕事だったの?って僕が質問するといやあ、いろいろあってね、一人でフラっと立ち寄ったという。そうかあ♪詳しく聞きたくて、こんな夜遅く買い物?って尋ねるとマンガさ!!って。僕がバイクで帰ろうしても彼はまだ陣取っている。しかも彼もバイクで来たらしく横にあった。そんなに心惹かれるもの?ジャンプの立ち読みファンは後を絶たない。正直にそこを吐露してくれた。月曜に来れず、火曜日も来れず、ようやく木曜日の夜に叶ったという。僕は結婚して子供がいる彼と精神的に繋がっていることが嬉しかった。同じ目線になれたことが何よりだ。