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 掃除機を扱うとどうしても中屈みになって、腰を悪くするって中々みんなが嫌がってそのシフトで掃除機掛けることを難儀に思うのが、僕にとっては青天の霹靂のように輝く。みんなが馬鹿みたいお前ってこけにしても僕は掃除が大好き。変な趣向でもなんでもなく掃除男子と言っても過言ではない。確かに蟻だらけの夏の僕の部屋だったがそれは借入倦怠期に入っていた。金が足らずすったもんだしていた。どこに申し込んでもローンもカードも通過しない。いや一社だけが僕を助けてくれた。この話も後にしたい。僕自体が社会に対して、すねざるをえない悲しい状況にあった。掃除も気分転換にはならず力を入れる気さえ起らなかった。自分の部屋だからだ。しかし君~掃除が旨いね?みんなが見落とす汚れまで落ちているって、先輩に言われた時に僕はやった!!と心で自分にさらなる声援を送っていた。二回目のモップを掛ける時間を短縮してあとはじかに雑巾で汚れを個々拭き取って行く作業に転換したのだ。それだと時短になってしかも、しつこい黒い汚れも除去。店内が照りを帯び整然とした視界を持つようになった。ま、まるで別世界だ....。しかも昨日は各フィルターのある場所を八か所ほど教えて貰う。掃除機で吸い取って欲しいんだけどって。まず場所点在を記憶する。早速掃除機の先っちょでぶ~~~んぶ~~~んって吸い取る。吸引バスターだ。今までよく機器が故障した時に言われたのは埃が原因が多かったらしいのよね。先輩は僕を掃除適任者として頭にインプットしたようだ。これこそ光栄の至りだ。