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 思いたくはないが、それが事実だとすれば由々しき事態の北朝鮮でしかし、証明するものがあるのだろうか。ニュースソースに求められるものは証明で、本当のニュースなら何かきっと決定打になるような映像があるはず。しかし僕はここで己の視野に待ったを掛ける。この国の報道だ。その体制には照準がすべてトップに据えてあり、個々の感情やそれを礎とする日々の暮らしが出て来たことはない。検閲は厳しく中々庶民の日常は想像だに出来ない。これは由々しきことだと言う前にもっとオープンにすべてをつまびらかにさせていく必要はあるだろう。中国はその危機を踏み台にして奮闘した。ファーウェイがこのたびの惨事で大きく方向転換して来たからだ。国は国、そして民間は民間、どちらも助け合いつつ双方が切磋琢磨、ライバル琢磨していく方向性にあることを迷わず発信して来た。雨降って〔字〕堅まるだと僕は思う。世界の多くの企業も同じような鬩ぎにいつかはぶつかるし、ほんの通過点にある我々、遭遇することは神でも避けられない。彼らは潰される程小さくはなかったしそこが幸いした。これからのグローバル化に一石を投じた事件だった。そしてグロい一面も浮き彫りにしたと思う。民主主義が大輪の花を咲かせうるとしたら日本も入るだろう。令和になってなお拍車は掛かった。我々は証明がないものに右往左往するほど暇人ではない。