Ss235

 右とか左の思想内訳を言っている余裕はこの国にはない。少子化津波は時代を全く違うものへ変えていくだろう。将来に於いてまるで余命を長引かせるその種の改革はこれから何度も行われるだろうが正直、僕らは冷めている。なぜ、国が疲弊し経済的にも落ち込んでいくか、それを言っても切りはない。少子化は現象として固定しそこを根底から覆すことなど無理からぬ。もしも活路があるのなら民間だろう。これまで何度もチャレンジしたツワモノもあれば、チャレンジすらしてないけど、将来性有望な者たちが群雄割拠並に揃い踏み。僕は日本に勝算はまだあると思う。活路ならぬ勝つ路はしかし果報は寝て待ての路線ではない。僕もかなりの楽観型の人間ではある。いつも日本の為に各国が道を譲ってくれるんだ・・・そういう認識はこれからは甘いかもしれない。いつもの手法では手ぬかりだと思えば改革を施す。そしてそれでも駄目なら諦めず、断じて諦めず次の策を打つ。僕らの敵は実は海外ではない。この国の飽食にある。作っては毎日捨てている。作らなければいい。欲しい人の分だけ作ればいい。計算出来ない訳はない。売れ筋は把握済み。売れないものまで並べる必要はない。会社は回らなくてもそれが痛みだ。カンフル注射をしてでも後世を頼ってはいけない局面だろう。