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 自分の症状を相手に告白して病気をある程度仮定したり助言もくれるアスクドクターはかなり役に立つ。僕はしかし今回は自分でこの病気が果たして何だったか?極め付けを得たいなって心がいきり立っている。何しろこの清潔好きな僕を狙ったという今回のひぜんだにが許せず、嫌でも自分が対峙していることが満を持しさせる。一体いつ何時にうつったのか?というのはもういい。この病状から解放されればすべてを忘れてもいい位心が整理整頓されてしまい、自分でも唖然とする。しかしサンドラッグで丁重にアドバイスされる。薬剤師の名札を付ける彼女はヒゼンダニなら難しいかもしれませんってお茶を濁す。えええ?じゃあ僕は来週までどうすれば?って。相手には本当のことは言えず父がこの皮膚病に罹って薬を頼まれたことにセッティングしたのだ。そうしないととてもじゃない位凹む・・・。病院に行かないと対処は難しいかもしれませんとはっきり結論を言われ僕はトリマ気休めかもしれないけどいんきんたむしの軟膏を購入する。薬剤師も本当にそれでいいんですか?って念を押して来たが僕はふと思ったのだ。確率は極めて低いひぜんだにの可能性こそ薄いのでは?それならこっちが案外効くかも?って。確かに僕はまだひぜんだにと医師から言われてはいない。そこが大きな希望に繋がっていた。