僕は以前2店舗のセブンイレブンに同時に入ったことがあって、それは十五キロ離れた両方の店舗だった。二つをこなすことはやはり難しくて両方を時間差で辞めてしまうが、コンビニにアルバイトする人々も三年もいれば御の字で中には五年十年という継続勤務を勝ち取っている方々も多く、そういう人に巡り合った時に僕は喝を貰う気持ちで心引き締まる。この甲子園でも実は学ぶ。凡事徹底の意味をなんと僕は履き違えていたのだ。どんな些細なことにも注意を怠らずに毎日を積み重ねることだと思い込んでいた。しかしその監督が言うには凡事徹底の意味自体が全く異なるので僕は新鮮味を貰う。凡事徹底とは些細なことをそつなく推し進めることではない、つまりこうなのだ・・・。中身の濃い平凡を積み重ねていくこと。一体中身の濃さとはどこから生じる差異なのだろう。幾ら僕が中身の濃い仕事をしましたよ~とアピールしても評価されないことだってあるだろうし、なんでこんなヘンテコな仕事になってしまったのか?と嘆いていたらば、とうとうやったな!!っていう意外な上司からのポテンヒット評価。ここが僕にもまだ解せない。しかし薄いままの仕事ではダメなんだな?は何となく分かる。濃い目の仕事をしよう、そしてきつくても毎日積み重ねていく!!凡時徹底は今日も僕に試練の微笑み掛けてくれるだろう。