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 僕はたまたまテレビを観ていて素薔薇しいシーンをゲットする。サイクル安打だ。今年は低迷してどのチームよりも負け数が多いと悲観的になっているはずのオリオールスに天使の羽をプレゼントした形になった。まさか六点も貰った田中投手がこんなことになるなど誰も想像だにしていなかったし、ここでサイクルの内容を吟味しておきたい。Jビヤーはパソコンではビラーになっていたりと正確さに欠けるが僕はいつも耳にしていたビヤーでまとめたい。田中は勝ち投手がほぼ手中にあったと言ってもいい。なぜなら6対1だったからだ。この五点差は大きいと普通誰もが予測する。しかし長打ばかりを打たれているのが今日の田中の特徴ですねえって解説者たちが話していたことが、まさかを生み出す。この長打こそが田中から放ったビヤーの三塁打二塁打で、その後続投手のケインリー投手からツーランをかっ飛ばす。残るのは幸運なことにシングルだけ・・・。しかし相手はチャップマンだ。彼からヒットを弾き返すことはことの他難儀だ。僕も数パーセントも望みはないとそう高を括っていたのにこれが出るのだ。信じられないビアーの強運で驚かされる。確か大谷の時も最後に残っていたのはシングルヒットだった。僕は今日の試合を見ていた自分を被奇遇だと思う。サイクルヒットになるまでには難しい球を処理してアウトか?っていう場面もあって、そこでグレゴリウスが手を高く挙げたが監督はチャレンジには持ち込まない。このヒットこそが二塁打だった。もしもあの時チャレンジに持ち込んでいたら?このサイクルヒット自体生まれなかった可能性もあるだけにぞくぞくが止まらない。