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 世の中は上手く出来ている。それぞれ役割分担があっておのおのが長所を生かせる社会が創出されている。特に日本の場合、来年はようやく戦後75年を迎える。150年のちょうど半分、75年という処に僕は民主主義の半熟玉子を思い浮かべる。完全に人々に民主主義が根付くまでに、あと75年は必要だという認識でいる方が確実だ。それもそのはず、ちっとも裾野まで及んで来ない景気の動向を第一に、第二の教育でも日本は立ち遅れたとそう認識を改めている。しかし日本が本当の意味で輝くのだ!!と異例の評価で称賛する海外からの熱視線もある。この真骨頂こそが怪奇現象ならぬ買い気〔かいき〕現象だろう。日本を悲観すればするほど、この国の民は落ち込んでいくし、そういったジレンマの思うままに、暫くは操られる。日本は落ち込むことが大好きだから・・・。悲観論を煽るメディアがそのタクトを振る。しかしそのタクトも汗で地面に落ちるだろう・・・。僕等はそれでもいっこうに落ち込まない。この国の人々の底力と感性を信じる自分がいる。何にでも疑ってかかる性向はひっくり返せば慎重第一主義なのだ。僕は怯まないし、一切、媚びる様相を見せない。そういう日本へやっと方向性を絞ったな?を確信している。この国を愛し抜こう。骨まで愛して欲しいのよ?っていうあの流行歌さながらだ。