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 僕の中に理想論が健在な限り、先へは進める。お手軽でなく進める。ここに秘密があるようだ。僕はかなりの保守の考えでありながら憧れがある。男の理想像が断固としてある。例えばナポレオン、そして豊臣秀吉。男の中の男だと思う。それはなぜかというと命を賭して天下を狙ったからだ。これだけの潔さを僕が心中整然として持っていることは日本の今後の栄華にも繋がっているし、そこは避けては通れない。日本がやはりどこかで間違って来たという路線を禁じえない。僕はだから手に付けるだけの技術を身に付けて今ある。のみも使えるし、やろうとすれな大工の手取りだって出来るだろう。日曜大工と呼ばれるすべてに堪能している。しかし精神が漲っているからこそ最小限のバイトだけで生活していること、しかしながら思想生活を貫徹していることに一利はある。僕はその日生きていればそれだけで武運があったとそう思える。そういうイージーな生活をしている。年収は要らない。だからみんなが今、老後二千万円要るかも?って慌てて企業年金設立に走っている姿から逆に学ぶ。新語で逆学。これは現れるべくして現れた遅すぎる現実の業態で僕はむしろ次のような姿が日本の未来には頻繁に見られるのでは?と意識改革している。モジュール建築という小さな一戸建てだ。若者がひとりでそこに棲む。もちろん百万はしない建物だ。電気を引くのは自腹。それを購入出来れば・・・しかもそこが集合住宅でモジュールタウンになっていく様相なら、なお喜ばしい。