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 守備の人だからねえ、あの人は・・・って評されると誰もがカクンと来る。人間の本能としてそういう評価別認識ランキングというのはあるのだろう。守備が上手くてそれで時々ホームランを打ってもまだ、その先は求められる。チャンスに強いか?とか犠牲フライは打てるか?って。はっきり言おう。僕は今・・・守備の重要性を痛感している最中だ。一塁手を誰に?二塁手を誰に?っていう段階で絡めているのは思想の発祥についてで、日本人のほぼ全員がそれぞれ異なった捉え方をしている現時点で、確かに試合開始のホイッスルは鳴ってプレイボールとなったけど、おのおのが自分の主張をしてそれで終わりでは寂しいし物足りない。僕等の国は敗戦ですべてを失った。しかし本土決戦を避けて苦渋の決断のもとポツダム宣言を受け容れる。誰もが日本が負けることなど考えたくなかったし、いや、そこを論点にすることさえ、当時の風潮が許されなかった。あの当時のことを考えると僕は今の世代の可能性に言及出来るを思う。沖縄に常に寄り添える自分であることもいわずもがなだが、日本が守備全般をアメリカに依存せざるをえない歴史を背負っているこの事実も避けられない。日本の今を矛盾だらけだと吐き捨てるのではなく、可能な限り、今をより良いものにしていく努力。小さな努力が積み重なって世界中の人々の愛をもぎ取ることが出来れば、おのずと機は熟していくのだと思う。