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 僕は疲れているなあって自分で感じたら、銭湯に行くようにしている。明日あたり行ってみようか?って東公園の近隣にある銭湯に行く予定でいる。ここは住民の為に開発された手厚い施設で、開設開所当時から、いい場所だなあを僕は思っていた。お風呂も400円を切るし、昼からゆっくり行けることがせかせかしないで済む。朝寝坊して行く予定でいる。僕は昨日、友人から、レッドキャベツの毛井首がマックスバリュになった話を聞く。全く知らなかったのであの施設のことを思い出して懐かしかった。僕は南長崎も実は大好きで、本当に落ち着いて棲むのなら、ここも候補だなあを以前思ったことはある。深堀フレスポがあるので生活必需品は何でも揃うし、このレッドキャベツも時折寄って買い物していた。もちろんフェスタも行った。人生百年の時代に最初に気になるのはやはり住居選定だろう。家賃を支払うことなく僕は棲めている。親の恩を今更ながら思う。こんな恩恵を僕は子供達に与えることはついぞ出来なかった。先代のその又先代はもっと逞しい金銭知識を持っていたことだろう。僕達は言わば、昭和であることで明治大正ときてちょうど三代目にあたる。平成は又違った生業をしていると僕は見ている。僕達は明治の祖父母の素晴らしい金銭感覚のお陰でここまで来ているし、大正生まれの方々の、戦地で落とした命の灯火なくして僕達の今はない。平成はどんな時代だったんだろう。それを訊かれても実はまだ、明解には答えられない。