明日の午後十二時までの命だともしも断定されたなら、僕はお好み焼きをテイクアウトして車中で食べたい。ピザクルサかもしくは、あじまるが僕のチョイスだ。お好み焼きは昨今値が張って、一人前でも千円は悠に超える。しかし僕には許せる範囲だ。美味しくもないものに普段お金を投じているからではない。お好み焼きは中々店内に入ってとは行かない。多良見のマルキョウまで走ればお好み焼きバイキングがある。それに便乗としてもいいだろう。それこそサイコーだろう。僕はもちチーズの甘口が好きで時々ピザクルサでテイクアウトして、車中で食べる。車の中で被写体を探しつつ、撮影の合間、停められる場所を探して食べる。あじまるも好評で、そこで食べる本格的なお好み焼きの味には恐らくどこも勝てない。千円以上から出前も出来るが、僕は、テイクアウトが好きで、獲りに行く形を好む。僕のいるマンション玄関を開けるのも面倒だし、釣り銭のないように揃えて店の中まで支払いに行く形が好きだ。明日の午後十二時までしか僕の命がないと区切られたら、僕は迷わず、お好み焼きを選ぶ。そして全部たいらげて満腹の状態で安らかなる死を迎えたい。誰も僕の死に対して涙はない。もしあるとするなら母親か、父親だろう。姉も泣いてくれるかも?僕は食がすべて出揃って、ないものが無いと言われる日本にいてまだ、おもてなしの英訳を知らない。これから調べて明日まな板に挙げながら話そう。