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 ちょっと油断をするとお金を使い過ぎて、身の程知らずな結果が出てしまう。若い時の性癖と今の私の現状は全く変わらないのに唯一変わったのは、作品を生み出す精巧なシステムが自分の中で産声を上げたことでしょう。これははてなの恩恵です。それは今急に出来たものではなく、私が極端に利己主義になって勝ち取ったもので、みんながそこまでしないとタイムリーな執筆空間は得られないの?って恐らくびっくりする。人との付き合いも抑制し、ほぼ自分の時間を優先して、利己主義に陥って初めて執筆空間を創出することが出来るのです。その頃も私はお金のことさえ、解決すれば後はどうにかなるさっていう甘い考えで、離婚の手続きは父に一切合切委ねていたのです。なぜなら父は周到で、我慢強く、相手を説得することにたけていたのです。離婚が成立した時には父にとっては溜飲を下したと言えるほどに感極まるものだったのでしょう。私も暫く、一切考えたくはないくらいの男性不信に追い込まれていました。しかしそう言う時には、意外にも、いいものが作家の元本として出て来る運命にあるのを悟っていたのも真相です。結婚を含め恋愛もすべてが男女の沙汰。そこで喜び悲しみ、悲喜こもごもになることが浮世を生きる人々のたったひとつの楽しみなら理解も出来ますね。