検を担ぐ性向にある若者こそ、芯からマジメな若者だと僕は思う。僕はそういう傾向になくどっちかというとその場その場で意外な取り合わせを好む。格式ばったものにも全く興味ないし、何の宗教にも興味はない。どれ程沢山の宗教が僕を射止めようとしたか？そこを搔い摘んで全部話すほど僕も暇じゃない。今回思い知ったのは、カフェへの拘りは若者に浸透しているっていう人気エリアの定着で担ぐ若者たちだ。商談ならベローチェ、家族や友人ならサンマルク、一人でゆっくり長めのカウンターに座っていたい時にもサンマルクは重宝する。家具のデザインがスタイリッシュで目を引くからだ。スターバックスは独特の世界観を醸し出す。セブンイレブンのオーナーとかが時折立ち寄り景色を眺めながらぼんやり考えている。誰にも遠慮せずぼんやり出来る時間は、ことの他大事だ。僕はカウンターが高めで椅子に座っても足が届かない位の浮遊感が好きだが、これはお年寄りや子供達も来ることを思えば昨今実数は少なくなった感じはある。僕は彼女にプロポーズするなら必ず成功へと導かれるそんな、場所を今、調べている。最高級の雰囲気の中で、間違ってもがやがやしていなくて、しかも人はまばらだが、見える。そんなテリトリーで僕は自分のプロポーズの才能を試したい。彼女がノーと言えないようなロマンチックな空間は必ず存在する。
