イエローダイヤ・マンyd737 田原総一朗氏と橋下徹氏の対談内容が上出来で、僕は今年に入って最も感銘を受けた。ずばずば橋下氏が突っ込み、しかも八十代の田原氏も持論を崩さない。拮抗する両者の言論で、決着無しではなく、きちんとそれを理解し今後を見据えることの出来る層を、橋下氏は着々と構築していると僕は思う。安易に田原氏を信用することは最も危険だ。年を取った人々の意見が未来に於ける蘊蓄であるなど、すでに若者の大半は思っていない。正に田原氏に突き付けた橋下氏の、貴男は逃げているこそは正統な弁論だろうし、マスコミ人もここはきちんと自分を明確に出さないといけない。一線を画することが己の流儀とは言うが田原氏に、最後の挑戦をするように激励した橋下氏の力量に、僕は今後の日本を見たように思うのだ。確かに今すぐとは出来ないことが山積で、それでもアイデアを一杯持っている橋下氏に、ここは軍配を上げたい。蘊蓄だけではこの国は回って行かない。橋下氏はすぐマスコミ批判を展開するように世の中は見ているが、その目の付け所はすこぶる僕と一致で、しかし彼は決して侮らずに、テレビの絶大なる力を説いている。その力を正しく使うことまで説いている。橋下氏はメディア論もよく勉強していて、そのキングギドラ振りに僕は戦く。若者の代弁をよくぞやってくれた!!って僕はこの対談を是非、海外の人々にも読んで欲しいって強く要望する。この国のメディアを総括するのはもはや彼しかいない。