イエローダイヤ・マンy705 僕は生まれて初めて佐世保バーガーを食べる。この佐世保に行くことがまずは先決だろうと車を飛ばす。なんて言うかフレキシブルな佐世保人に僕は即席でなれたし食は文化の意味もよく分かった。まず慣れない街でパーキング探索から始まりそこでキーが抜けないという惨事が僕を襲う。恐らく僕は興奮し過ぎてライトを付けたまま入場、そしてキーが抜けないということは何か電気トラブルもあったのだろう。それは安全の為のクルマ側の対応だったという気がしている。しかし僕の頭はパニックになって、もう一回エンジンを掛けて、キーを抜こうとする。ちゃんとレバーがPになっていること、ブレーキも踏みライトも消した状態でキーを抜こうとするが抜けない。僕は半ば放心状態でパーキングを出る。料金はゼロだった。恐らく最初の数分では課金が起こらなかった。そのことにラッキーを感じて僕はどういう訳か、ついてるぞ!!を思う。そして佐世保バーガーを検索する為に気品のある喫茶店の地下に潜りこみ、ブラジルコーヒーを注文してそこでわくわくしながら待った。島地町の山本コーヒーという店だった。僕は一杯600円で宇宙遊泳をこなした気分になって芯から寛ぐ。ここにも実は佐世保バーガーがあった。佐世保はコーヒーも本場。ステーキも本場。しかも佐世保バーガーの本拠地。食文化のダイナミックを思う。色々なレビューを参考にしながら、僕は象さんマークのバーガーに決めて、店頭に並び、お持ち帰りにしてもらい、パーキングで精算前に完食。佐世保の陣がこれで難なく整った気がした。