イエローダイヤ・マンy641 昨夜だけは驚いた。慌てふためいた。携帯はいつも鳴るにしているか、バイブの状態で僕は割とすまほで長々話す方ではない。しかし昨夜は大事な電話が掛かってきていてその対応中に、あの楽曲がいきなり相手先と話している時に流れ始める。僕はどこを押してもその楽曲が止まらない為に苦慮しまくり、一旦は電話を切る。すまほの電源を消して、相手に再び掛けるという方法を選ぶ。相手からも訊かれる。どうされたんですか?と。僕はついつい言い訳をしてしまう。いきなり流れるあの楽曲のファンになってしまい、この曲のせいということは言えなかった。実は、僕の目覚ましなんですがいきなり鳴りだして申し訳ないです。話が中断してしまい申し訳ありませんって。僕は自分の心が正直わからなかった。本来なら怒りのほこ先になるべく楽曲が僕を制止に向かわせる。僕は弁護に回っていたのだ。相手の方は固定電話だ。あっちからかけ直して下さって僕のすまほ代も助かった。ドリームイッツポッシブルはこういった状況を果たしてしっかり把握しているのだろうか。もしも僕の商談がひとつでもキャンセルになってしまえば、どう対策を取ってくれるのだろう。相手が優しい温厚な人だったから済んだ。しかし世の中はそう甘くはない。